一般的なバタフライバルブとは異なりますが、
毎年1回はディスクの根元から折損してしまうとのご相談でした。
予防保全として年に1回は交換しているとのことですが、
それでもたまに突然折れることがあるそうです。
シャッターとなるディスクはシャフトに溶接された一体モノで、
シャフトからシール面までの距離は決まっています。
シャフトは毎分65回、カムで強制的にかなりの衝撃でシール面に当たっています。
ディスクとシャフトの断面係数のバランスを見直し、
ボルト締めにした場合と溶接取付の場合との強度比較を
行い、限られたスペースの中でできる限りの強度確保を試みました。
弊社の協力会社様にバルブを製作していただき納品させていただいてから数年、
折損は今のところ無いそうです。